【第2】結婚式(のような行事)

第2デイケアです。こんにちは。

先日、結婚式(のような行事)を行いました。あるメンバーさんたちが、デイケアで出会い、お付き合いを始めて10年ということで、そのお祝いです。

メンバーとスタッフがいろいろ企画し、役割を分担しながら、カンパも募り(結構たくさんありがとう)、数ヶ月前から準備を進めてきました。実は、当のご本人たちにはシークレットで、サプライズで行おうということだったので、表向きは「各治療グループの交流発表会」ということにしておいて、それなのになぜかハートの模様とか作っていました。

ご本人たちが、写真館で結婚写真を撮るということになり、それに合わせてスケジュールを組みました。ふたりがいない間に、歌の練習をしたり、打ち合わせを全体で行ったりしました。

当日、その写真を院長に見せに行くということにして、ふたりを一旦院長室に連れて行き、その間にデイケアホールをささっと準備して、みんなでステージに隠れました。戻ってきたふたりが「あれ?誰もいないぞ!?」と呆気にとられているその時、ステージが開いて「おめでとう!」とみんなが飛び出しました。少し、ふたりが考える間があって、ああ、そういうことか!とふたりはうれしくなって泣き出し、私たちもなんだか感動。

結婚写真の撮影の様子を、スライドショーにして上映したり、お祝いの言葉や、贈り物や、手品の出し物などをして、お祝いしました。当日は、かつてデイケアで働いていた方も駆けつけてくれたり、何年か前に来た実習生さんから祝電が届いたり、涙あり笑顔ありの楽しい時間になりました。

しかし、外は大雨と雷!停電するのではないかと思うくらいすごい天候でしたが、なんと終わり頃に急に雨が上がりました。

ケーキを食べたりして、ふたりはこれでもう今日の会は終わりかなと思っていたようですが、気づけばみんなが外に出てしまい、「ちょっと来て」と呼ばれました。外に出ると、さっきまでの大雨がうそのように上がり、庭の通路にみんなが並んでいます。フラワーシャワーです。

フラワーシャワーのその先には・・・なんと!オープンカーが止まっていました。エスコートされ、ふたりが乗車していざ出発。オープンカーの前にはハートの飾り、後ろには「空き缶」がぶら下げられています。

若干恥ずかしかったようですが、「こんなのアメリカの映画の中だけの話しだと思ってた。映画のヒロインになったみたい」と喜んでくれました。デイ周辺の田んぼのところを一周して、夢心地で結婚式(のような行事)が終わりました。

こんなことするデイケア、世界中で第2だけですね!

 

 

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