ある日の日記

第2のメンバーさんたちがとある真夏のイベントのアルバイトに行っています。

デイケアからもメンバーさんたちが応援に会場まで駆けつけてくれました。

 

ところで、何で人は働きたいんでしょう。

 

お金がほしい、役に立ちたい、歳も歳だから、働けと言われた、身分がほしい、まわりも働いているから等々・・・いろいろ理由はあると思います。

 

突き詰めていけば、シンプルに、「認められたい」という気持ちなんじゃないかなと思うのですが、みなさんいかがお考えですか。

 

働けば基本的にお金がいただけます。お給料です。これも、お金という形に変えて、労働を(雇い主に)認められたということになります。

 

働いている姿を見てすごいな、がんばってるなぁとまわりがほめてくれます。これも、意見という形に変えて、労働を(まわりの人から)認められたということになります。

 

働いている自分自身はどうでしょう。うまくいってヒャッホーな気分になれば、オレなかなかできるじゃんと思います。失敗したりいやな気分も時にはあるけれど、いずれにせよそういう気持ちが湧いてくるということは、働いているなぁとか大変だなあとか働いているからこそ思うのです。これも、アイデンティティという形に変えて、労働を(自分で)認められたということになります。

 

あるメンバーさんは、生まれて初めてアルバイトをしています。メンバーさんやスタッフが応援に来てるよと伝えたら、「いや、恥ずかしいし、別にいいっす」なんて言っていたのですが、そんなこと言わないでほら行って来いよ!と背中をポンとたたいたら、猛ダッシュでメンバーさんたちを探しに行きました。結果として、追いつかずに会えなかったようですけれど、たぶんこのメンバーさんは、みんなに自分が汗水垂らしてがんばっている姿を認めてほしかったんでしょうね。夕方、ナイトケアに来て、遅くまで、興奮冷めやらぬ感じでみんなと話をしていました。イベントのユニフォームを着たままです。

 

そんなメンバーさんたちの姿を思い浮かべつつ、スタッフは銭湯で汗と涙を流していたのでした。支援できることや持ち駒は限りなく少ないスタッフですが、本気でがんばりたい方々を、熱にうなされながらも何とか応援したいと思っています。

 

(写真はありません)

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